床矯正でなくプレオルソを選んだ理由
床矯正は上顎だけ拡大可能
床矯正とは、装置を使ってあごを広げて空いたスペースに歯を並べようという矯正治療です。ネットで「床矯正 画像」とかで検索するとわかるのですが、針金とピンク色のプラスチックでできた装置で、真ん中にある金属部分がネジになっています。
そのネジを広げると顎が広がって、その結果として歯の間に空きが出て歯並びが整うと言う流れになります。顎の成長を促して、歯を並べると聞くと「理にかなっている!何だか良さそう」と思うのですが、実はこれが適用されるのは上顎だけらしいです。
私がネットで検索したところ、なんでも顎の骨を広げることはできないらしく、それは矯正関連の学会での見解らしいです。では床矯正では何を広げているの?と言うことになりますが、これは内側に倒れた歯を起こすことによってスペースを空けているそうです。
下顎の床矯正は内側に倒れた歯列を起こす矯正ですが、上顎はまた話が違うみたいです。上顎の口蓋にある骨が縫合した部分は広げることができるらしく、急速拡大装置というもので広げられるみたいですね。
つまり、床矯正では上顎は広げられて、下顎は広げられないということになるのかな?と私は解釈しました。
ちなみに我が家の娘たちは下の歯の歯並びが悪いです。。そのため、床矯正には向いていないのかなと思いました。あと、近所に良さそうな小児矯正をやっている歯医者がないのも床矯正をやらない理由です。
プレオルソはデメリットが少なそうだったから始めた
とにかくリスクが嫌いな私。床矯正は、下顎は内側に倒れた歯を起こし、上顎は拡大させるというなんだか大掛かりな矯正に感じて、やや不安を感じました。
「上顎、下顎のどちらも綺麗に並んだとして、下手すれば顎の大きさが上下で変わってしまい、上手く噛み合わないのではないか」という不安です。よっぽど床矯正が上手な歯科医師でないと、リスクばかりが顕在化しそうだなと怖くなりました。
そんな中で知ったのがプレオルソです。プレオルソは口腔機能の改善を目的としています。歯並びを悪化させるのは口呼吸と姿勢だということがよく言われますが、ピンとこない人もいますよね。私もそうでした。
その歯並びを悪化させる要因の一つである口呼吸を改善する目的がこのプレオルソにはあります。今プレオルソで矯正中の長女は赤ちゃんの頃から「ポカン口」で鼻が悪く、しょっちゅう風邪を引いていました。プレオルソを始めようと思えたのは、
「例え歯並びが改善しなかったとしても、口呼吸は治したい」
という思いからです。口呼吸や舌の正しいポジションを訓練しておけば、成人での矯正を始めたときにメリットにもなりそうですしね。
歯並びをよくするのではなく口周りの筋肉を鍛えるという点も私の中でポイントが高かったです。プレオルソが失敗したとしても、せいぜい、「なんの変化もなかった」だけにとどまりそうだと思いました。デメリットが少なそうに感じました。
「顎がでかくなりすぎた」「無理に歯を動かして骨吸収が起きた」なんていうデメリットが残るのは避けたいですからね。アメブロにある「Dr.ふなちゃんのブログ」を見ると、このプレオルソの矯正ジャンルである育成矯正法にも、やっぱり色々トラブルはありそうなのですが、その辺はプロの歯科医師の診断を信じたいです。素人じゃトラブルの予測ができないので。
プレオルソやっている歯科医院が近くにないという場合でも、似たような矯正として、マイオブレースやT4K、筋機能トレーニング(MFT)といった物があるので、興味があれば探してください。やっていることは似ています。